藪塚の名物スイカ

永田農園では、50年以上にわたり、藪塚のスイカを育ててきました。太田市藪塚は、昔からスイカの名産地として知られております。スイカ農家の数は減少しつつありますが、それでも、「藪塚といえばスイカ」というイメージは今でも健在です。こだわりの土をはじめ、どうしたら皆さんに「美味しい」と言っていただけるスイカを育てられるのか、日々模索しながらスイカを育てています。

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愛娘

スイカは、大玉スイカと小玉スイカに分けられます。二つの違いは、大きさもさることながら、甘さの密度に現れます。小玉スイカは、果肉の中心も皮の近くもしっかり甘く、最後まで美味しく食べきることが出来ます。永田農園では、小玉スイカの一種である「愛娘」を2種類育てています。

まなむすめの中にも品種の違いがあり、それぞれ魅力的な特徴を持っています。

さくら

糖度約13度の「甘さ」と「シャリ感」がひときわ美味しい品種です。愛娘のなかでも優等生であり、二番果、三番果でも型崩れや空洞が少なく、育ちがいいのも大きな魅力です。しっかり熟した紅桃色の果肉は、濃厚で深い甘味をもち、その食感とともに、最高の味わいが楽しめます。

食べてみれば一発でそのおいしさが分かります。4月から5月ごろのものが、一番おいしいです。

ピノガール

種ごと食べられるスイカとして有名なのが、ピノガールです。種を気にしなくてよいため、おもいっきりかぶりつくことができます。糖度は13度前後。シャリシャリとした食感が楽しめ、皮以外丸ごと食べられます。永田農園独自の肥料で育つピノガールは、同じ品種でも他とは違う味わいを楽しめること間違いなし。お子様にもおすすめです。是非食べてみてください。

ほうれん草

スイカの収穫は春の終わりから夏にかけて行われます。収穫が終わって次のシーズンを待つあいだ、スイカ畑はほうれん草畑に姿を変えます。冬場のうちに、一つの畑で二度ほど収穫し、次のスイカのシーズンまで、農園の主役となります。永田農園のほうれん草は他のほうれん草に比べて甘味があり、さまざまな料理で活躍します。ほうれん草の収穫が終われば、またスイカのシーズンが巡ってくるのです。

 

こだわりの土

畑仕事は土からといいます。永田農園では独自の肥料づくりをしており、常に試行錯誤をしながら、よりおいしいスイカが育つ土づくりに励んでいます。肥料には、家畜動物の糞尿のほか、魚粉、骨粉などを配合。土からこだわった畑仕事が、他にない永田農園独自のおいしいスイカづくりを支えています。

手間ひまかけたスイカを、たくさんの方に食べていただく事が、私たちの喜びです。

 

スイカの美味しい季節

スイカといえば、太陽さんさんの夏に食べるイメージがあるかと思います。では、スイカの旬は真夏なのでしょうか?実は少し違うのです。スイカが一番美味しい時期は、冬に定植した苗から最初の実ができる5月の頭ごろなのです。その時期に取れるスイカは、実るまでに時間がかかりますが、冬の寒暖差を乗り越えるために果肉の甘味が凝縮されており、夏の盛りに出荷されるスイカよりも甘いのです。